2018年「泣き虫しょったんの奇跡」の豊田利晃監督が、全く異なる毛色の映画を製作しました。この7年間に色々あったようです。
10月末にこの「次元を超える」を観たのですが、私の拙い文章力では上手くまとめる事が出来なくて、ずいぶん時間がかかりました。
『狼蘇山シリーズ』の集大成」とのことです。シリーズ観ていなかったので、だからよく意味が分からなかったのかもしれないです。
修行者の山中狼介(窪塚洋介さん)が宗教家の阿闍梨(千原ジュニアさん)の家で行方不明になります。
謎の殺し屋・新野風(松田龍平さん)は、狼介の恋人・野々花(芋生悠さん)から捜索を依頼されます。
彼を連れ戻すためなら阿闍梨を殺してもいいとも言われます。
やがて山中狼介と新野風は対峙することになり、どうなるのかというのが、大まかなあらすじです。
私の好きな俳優が出演ということで、この映画を選んだのですが、それより千原ジュニアさんの迫力ある演技にびっくりです。
狼蘇山(おおかみよみがえりやま)にある修行場で、阿闍梨(あじゃり)が護摩焚きをしています。
護摩壇を燃やし祈祷を続ける姿を、20~30人の信者が椅子に座って静かに見ています。
廊下にはホルマリン漬けの小指のビンが並んでいます。相談者に「小指を切って奉納せい」と言い、切り落とすことにためらいがありません。気に入らない人物に呪術をかけてケガをさせます。
阿闍梨は極悪人です。
新野と野々花は駅まで一緒に帰りますが、野々花は帰りの駅で線路に横たわるように電車にひかれ、返り血を新野の顔面と上半身に浴びせます。
真っ赤な血の色にゾクッとします。だけどその死は幻で、野々花はすでにこの世の人間ではありません。
芋生悠さん、美しいうえに妖しい雰囲気もあって、素敵です。
阿闍梨と対面することで新野も呪術のようなパワーを得てしまいます。
やがて狼介が宇宙服を着て登場します。
どうして宇宙服?
ここまでは理解できたのだけど、ここから意味が分からなくなります。
青く輝く地球が回転を早めて小さくなり、太陽系が回転しながら高速で去り、銀河系も去って行きます。数え切れないほどの銀河系も高速回転で去って行きます。
宇宙の果てかもしれません。
やがて極彩色のサイケデリックな世界が現れます。万華鏡の中にいるみたいです。
ここはどこ?
あまりに抽象的なストーリーだったので、よく理解しようとパンフレットを購入しました。
後半は脚本が載っています。これを読んで、もう1度観ようと思っていたら、ほとんどの映画館で上映が終わっていました。
残念!
面白かったのですが、本当にどう書けばいいのか分かりません。ここであきらめることにします。
いつかまた、この映画と出会いたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
応援クリックしていただけると励みになります。
にほんブログ村
#次元を超える #豊田利晃監督 #千原ジュニア #窪塚洋介 #松田龍平 #芋生悠
