映『『旅と日々』脚本家の李さん、言葉について考え、言葉にすると輝きを失うと言います。あぁ旅行に行きたい。ひとり旅でさまよいたい。

映画

女性が机でノートに何か書いています。女性の名前は李。脚本家です。韓国人俳優シム・ウンギョンさんが演じています。

「止まった車の後部座席で女が目を覚ます」と書くと、映画の中でその通りの映画が始まります。

この映画が大学の講義室のスクリーンで上映されています。その後、質疑の時間となり、学生の質問に答えています。

学生から感想を聞かれると、李は「私には才能がないなと思いました」と答えてしまいます。脚本家として行き詰まっているようです。
でも、でも、この映画、なんだかシュールで面白そうです。続きが気になります。

講義が終わった後、教授は「気晴らしに旅行に行ったらいい」と、声をかけます。

なかなか書けずにいた李は、教授の助言通り旅に出ます。

おそらく人見知りそうな他人同士が、なぜか行動を共にする不思議さを感じます。

やがてノートにさらさらと文章を書き出します。李の表情が和らいでいます。

シム・ウンギョンさん、清潔感があり知的で、私の好きな俳優さんです。韓国映画「サニー」「怪しい彼女」でも、日本映画「新聞記者」でも、今作品でも存在が素敵でした。

韓国人である李が日本を舞台に脚本を書き、日本の雪深い温泉地を訪れるという異邦人感が不思議な味わいを醸し出してるような気がしました。

監督は「ケイコ 目を澄ませて」「夜明けのすべて」の、三宅唱監督です。

原作はつげ義春さんのマンガ「海辺の情景」「ほんやら洞のべんさん」です。

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