2005年に公開された映画「リンダ リンダ リンダ」が4K修復され20周年に合わせて公開されました。
当時、観たいと思っていながら行き損ねた私は、後から評判を見聞きし、早く行けば良かったと後悔しました。なので今回、猛暑と冷房で頭痛になりながら、映画館に足を延ばしました。
5人の女子高生バンドが、文化祭最終日の体育館でオリジナル曲の演奏をする予定でしたが、ギターの指の骨折のため演奏出来なくなり、ボーカルも仲違いして脱退してしまいます。
高校生活最後なので、どうしても諦めきれない3人は新しいボーカルを探し、ザ・ブルーハーツの曲を選んで、寝る間も惜しんで猛練習を開始します。はたして即席のバンドは上手くいくのかというストーリーです。
元々キーボードだったギターの恵(香椎由宇さん)とベースの望(関根史織さん)とドラムの響子(前田亜紀さん)たちは、ボーカルをどうするかで話し合っています。
そこにたまたま通りかかった韓国からの留学生ソン(ペ・ドゥナさん)に声をかけるのですが、このシーン、簡単に引き受けてしまうソンの適当な返事が面白くて笑ってしまいました。
韓国映画「ほえる犬は噛まない」をタイトルの面白さだけで観に行き、初めてペ・ドゥナさんを知りました。なんて可愛い人!とその名前を記憶しましたが、この映画でもとても魅力的です。
遠慮なく思った事を口にしてしまうソンの性格は、まだ日本語の語彙力が足らないためなのか、性格なのか分からないけど、自然と可笑しみを感じてしまいます。
少しずつソンと3人が仲良くなっていく様子がいいです。
恵は大人びた顔立ちで、気が強そうだけど実は優しい友だち思いな性格というのが、香椎由宇さんにとても似合っています。
とにかく4人は一生懸命で、一直線で、がむしゃらです。
他の生徒役も若さ故の歯がゆさを感じさせまくりです。
ソンに愛の告白をする裕作(松山ケンイチさん)、屋上で漫画喫茶を一人でやっている留年した同級生花子(山﨑優子さん)、先生役の甲本雅裕さん、日韓交流研究会の顧問の先生、充電中の何もしていない恵の元カレ、ソンと一緒にマンガを読んでいた女の子、カラオケ喫茶の店員、響子の3人の弟たち、その他の生徒役、出演者全員がみんないい味出してます。
もし戻れるなら、戻ってやり直したい私の暗黒の高校生時代、こんな青春したかった。
なんて羨ましいストーリーなんだろうと、つくづく思います。
監督は、去年観た「カラオケ行こ!」「化け猫あんずちゃん」の山下敦弘さんです。
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